泡盛とは?
歴史、泡盛の由来

泡盛の歴史

500年以上の歴史を持つ、沖縄の特産酒

泡盛とは15世紀初め、今から約500年以上前の琉球王国時代から作られている沖縄だけの特産酒のことです。
「泡盛」という名前で呼ばれるようになったのは、今から300年余り前のことで、栗を原料として製造されていたから「栗盛」と言われていて、それが「泡盛」になったという説。または、発酵の際にたくさんの泡が発生するから「泡盛」と名づけられたという説。または、泡盛を高いところから器に注いだ時の泡の盛り方でアルコール度数を計ったから、泡盛と言うようになったという様々な説があります。

タイ米を主原料に、沖縄原産のパワフルな「黒麹菌」と酵母を加えた蒸留酒で、独特の濃厚な風味はクセになるほどの美味しさです。
現在市場に流通している泡盛の「アルコール度数」は43度、35度、25度、20度が主流です。よく売れているのが、現在販売している25度から30度の、マイルドでクセが少ないタイプのものです。ちなみに、蒸留したての泡盛の度数は70度か60度くらいで、辛みがありとても飲める状態ではないそうです。

女性に優しい、低カロリーなお酒♪

さらに泡盛は、最近女性にも人気が出ています。その理由のひとつは、カロリーの低さです。泡盛は蒸留酒ですから糖分が含まれていません。アルコールのカロリーの約3割がすぐに体温上昇に使われてしまうので、身体にたまりにくいというのが特徴です。この寒い時期に、泡盛を飲んで健康と暖かさを同時に感じることができます。

正しい量と知識が結果を引き出す!

肝心の摂取量ですが、1日の酒の目安は、泡盛なら1合~2合程度です。酒飲みにとっては何とも微量ですが、必要以上にお酒を摂取すると、健康維持という良い面よりも、体に負担をかけるなどの悪い面が出てくるので要注意です。適量の酒を飲んでいる人の方が全く飲まない人よ健康になるといわれています。しかし、酒が「ヒャクヤクの長」になるかどうかのポイントは、その「量」にあることを肝に命じなければなりません。
正しい知識と適した量で味わうことで、泡盛は日本を代表する健康酒と言われるようになるでしょう。

泡盛と日本酒との違い

泡盛と日本酒の違いは、その製造過程にあります。
日本酒は主に、果物や穀類を酵母菌の働きによって発酵させる「醸造酒」といわれる種類に分類され、ワインやビールがその仲間とされています。
泡盛は、醸造酒をさらに蒸留した「蒸留酒」の種類になります。ウォッカやテキーラ、ウイスキー、ブランデーがあり、泡盛は焼酎の仲間に分類されています。
また泡盛と焼酎にも違いがあり、「すべての仕込を1回で行う全麹仕込み」「白麹菌ではなく黒麹菌を使うこと」「日本米ではなくタイ米を砕いたものを使うこと」の4つが、泡盛独特の風味と芳醇な味わいを生み出しています。

「タイ米」

軟質で粘り気が出る短い粒の日本米に対し、泡盛は硬質で長い粒のタイ米を利用しています。琉球王朝時代から、沖縄とタイとの交流が盛んだったことが生かされているのです。米の内部にも深く菌糸を伸ばした状態の麹が出来るので酒のコクとうまみが出ます。アルコールの収量が多いのも1つの特長です。

「黒麹菌」

焼酎に使用されている白麹とは異なるこの「黒麹」はクエン酸を多く作り出し、他の雑菌が繁殖しにくい状態を保つことで、温暖な気候の沖縄でももろみが腐ることが少ない原因となっています。泡盛の風味や香りが良いのもこの黒麹菌によるものと言われています。麹にも「若麹」と「老麹」があり、「若麹」で作られた泡盛は、すっきりと爽やかな新酒を作るのに使用され、「老麹」はミネラルを多く含み濃厚な味わいの「古酒」に使われるそうです。

「全麹仕込み」

ほとんどの本格焼酎は、蒸した米に麹菌を加えて米麹を作り、水と酵母菌を加える「一次仕込み」をし、さらに芋や麦などの原料を加えて発酵させる「二次仕込み」という工程がありますが、泡盛は二次仕込みを行わず、一次仕込みですべてを行い、もろみをじっくり熟成させます。この方法が、タイ米の風味を最大限に引き出すのです。

 

古酒とは?

銘柄によって、様々な特徴の泡盛がたくさんあります。さらに同じ銘柄でも、熟成年数によって味わいが変化していきます。泡盛には大きく分けて2種類あり、熟成3年未満の一般酒と、3年以上の古酒に分かれます。
蒸留したての泡盛は味も香りも強く、一般酒でも3ヶ月から1年ほど寝かせて出荷させるものが多いです。その頃の泡盛は、華やかな香りやスキッとした清涼感があり、ロックや水割り、柑橘類をちょっと搾って入れてみたりなど、様々な飲み方が楽しめます。また、比較的安価で入手できるのも嬉しいところです。
一方古酒はいわば「泡盛の高級品」。熟成期間が長ければ長いほど旨みと香りが凝縮され、トロリと質感さえ感じられるようになるそうです。小さな酒器を使い、少しずつ舌で転がしながら堪能したい濃厚なお酒です。

古酒造りは、新酒を造るのと同じくらい各酒造所の腕の見せ所だそうで、その方法も酒造所によって様々な熟成の仕方があるそうです。甕貯蔵や、樽財の成分を付ける樽貯蔵や、貯蔵容器を変えたり。中には音楽を聞かせたり、地下室や鍾乳洞、海の中に入れて貯蔵環境を変えたりととてもユニークな方法で熟成させる酒造所もあるそうです。
泡盛には500年以上の歴史があり、かつては300年間熟成された古酒も存在していたそうです。しかし、第二次世界大戦の沖縄戦でほとんどの古酒蔵が壊滅的な打撃を受け、現在最古といわれている140年ものの古酒は奇跡的に残っているそうです。
様々な波風にさらされ、その味をより熟成させてきた泡盛。その歴史が凝縮されている古酒は、まさに「沖縄の宝」といっても過言ではないでしょう。

 

泡盛の美味しい飲み方、味わい方

こだわりの飲み方を見つけて、さらに美味しく味わっちゃお♪
泡盛はシチュエーションに合わせてさまざまな飲み方が満喫できます。ここでは泡盛の4つの代表的な飲み方をご紹介します。

「ストレート」

熟成された泡盛本来の味を楽しみたいのなら、ストレートがお勧めです。
琉球ガラスに注がれた、芳醇な香りとまろやか喉ごしの泡盛をゆっくり飲むことで、混じりけのないお酒そのままの味を感じることが出来ます。
たくさんある銘柄の中から自分好みの1本を見つけるのも楽しみのひとつでしょう
別のグラスに水を用意し、ときどき水を飲んで舌を休めながら味わうといいでしょう。

「水割り」

泡盛初心者には水割りが最適でしょう。地元沖縄でももっとも一般的に飲まれている泡盛の飲み方で、泡盛のまろやかで口当たりの良い風味を味わえます。
グラスに氷を入れ、泡盛と水をお好みの割合で割ります。この3本ですと、「泡盛5:水:5」が目安ですが、自分に合った割合を見つけるのも面白いでしょう。
今からの寒い時期は、「お湯割り」もお勧めです。泡盛にお湯を注ぐことにより、コクや甘さを損なうことなく身体が温まるお酒に仕上がります。また、アルコールの蒸発量も変わり、風味も変わってきます。この違いを味わうのもいいでしょう。

「カクテル」

女性や泡盛初心者にお勧めなのがカクテルです。
泡盛はジンやウォッカと同じ蒸留酒なので、カクテルのベースにはぴったりのお酒です。 レモンやライム、沖縄特産の果物シークヮーサーなどと合わせて、気軽にオリジナルカクテルを作ってみると、より楽しめる飲み方が出来ます。

シークヮーサーカクテルの作り方
45mlの泡盛に生のシークヮーサーを半個分しぼり込むか、泡盛と同量のシークヮーサージュースを入れ、お好みで砂糖を加え、ソーダ水で割ると一味違った泡盛が楽しめます。誰かに作って勧めてみてください。きっと喜ばれますよ♪

「パーシャルショット」

30度以上の泡盛をキンキンに冷やして飲む方法をパーシャルショットと言います。
普通に冷やして飲むよりも、甘みやとろみが増し、冷たい感覚も楽しめます。
度数の高い泡盛も、パーシャルショットで飲むことで、一味違った味わいを堪能することが出来ると思います。
ある泡盛の蔵元では、夏に酒造所見学に来たお客様へパーシャルショットをサービスしているところもある。汗がすーっとひいていき、暑い時期にぜひ試してみたい飲み方ですね☆

冷凍庫に入れ、表面に氷が少し張っているかなというくらいで取り出し、氷が解け始めたぐらいがいいタイミングです。かなり冷たいので、一気に飲み込まないように気をつけてください(汗)

「オン・ザ・ロック」

泡盛独特の香りはもちろん、ヒンヤリした喉ごしも楽しみたい方は、オン・ザ・ロックがいいでしょう。大きめの氷をグラスに入れ、その上から泡盛を注ぎます。氷をゆっくりと転がしながら飲むと、泡盛と氷が徐々に溶け合っていき、飲むたびに違った味を楽しむことができます。ゆっくりと味わう姿は、渋いです。
泡盛を注いですぐの味と、氷が解けてから飲んでみる味を比較してみましょう。1つのグラスでいくつもの味わいを楽しむことが出来ます。お好みでスライスしたレモンやゆずの皮を2,3切れ浮かべてもおいしいですよ。

 

泡盛マイスターが教えちゃう泡盛テイスティング

ようこそいらっしゃいました!このページでは泡盛マイスター(卵)の赤嶺が、泡盛をよりいっそう楽しんで味わえる「テイスティング」の手順についてご紹介したいと思います。ただ飲み込むだけではなく、そのお酒の個性や特性を探りながら味わうことで、新たな発見が見つかるかもしれませんよ?

ていうか、「テイスティング」って何なの?

という方も少なくないかも知れません(汗)。テイスティングとは、もともとはワインを 飲んでみて、色、香り、味を知ることための方法で、利き酒、試飲のことを指します。 色、香り、味などを五感によって総合的にワインを評価するものですが、それを泡盛でやってみようというのが「泡盛テイスティング」というわけです。

・・・え?「何のためにするのか」ですか?  

それにはちゃんとしっかりと理由があります。テイスティングを行うことは、ある人によっては心地良く飲むためであり、またある人にとっては泡盛の研究でもあるのです。テイスティングにより泡盛を詳しく知ることにより、泡盛が私たちに与えてくれる楽しみもいっそう深くなります。それ以上に、購入してくださるお客様に特徴や長所を知ってもらうことにより、泡盛を飲む楽しみを伝えることがテイスティングの最大の目的です。今回は、実際にご自宅で簡単に出来るテイスティングのやり方をご説明したいと思います。テイスティングは「泡盛を楽しむ」ひとつの方法ですので、どうぞ気軽にチャレンジしてみてください♪

では、実際にテイスティングをしてみましょう☆

では、テイスティングの手順を説明していきたいと思います。テイスティングでは、「外観」「香り」「味」「余韻」を確認しながら味わっていきます。その段階で、自分が感じた印象を分かり易く簡潔にメモしていきます。気の合う仲間同士で3,4種類の泡盛をテイスティングしてみると、いかに個々の泡盛の風味が違うかが良く分かり、泡盛の味わいと面白さが再確認できると思いますよ(^-^)ノ


テイスティングには、私泡盛マイスターの赤嶺が行いました 。
 

「外観」

透明なグラスに20mlから30mlの泡盛を注ぎ、「泡立ち」「色の濃淡」「清澄度(美しく澄んでいる様子)」「透明度」「粘性」などを眼で見て観察します。
濁りなどがないかも要注意です。じっくり観察してみると、とろみで色が違って見えたり同じ銘柄でも熟成の長さにより異なる印象があったりするものもあります。じっくり観察しましょう。

「香り」

まずはグラスを揺らすことなくゆっくりと鼻を近づけていき、香りを嗅ぎます。
次に、ゆっくりとグラスを回し(スワリング)、同じ動作を繰り返します。
その中で、「香りの強弱」「豊かさ」「印象」を観察していきます。
テイスティングが初めての方は、香りの表現をするのが一番難しいそうです。
最初は、自分が一番最初の思った印象の香りをそのままメモに残し、回数を重ねることにより表現の言葉が増えていきますので、まずは香りを楽しみましょう。

「味」

ひとくち(少量)口に含み、味を探ります。
舌先や全体の感触の違いを感じ取り、口の中全体へと進めていきます。そして、「コクや切れ味」「甘みや旨み」「刺激」などを注意深く観察してみましょう。
実際のテイスティングでは、飲み込まずにそのまま吐き出します。ちょっともったいない気もしますが(汗)。
お酒の場では、飲み込んでいただいて大丈夫です。

「余韻」

飲んだ後の印象、「後味・余韻」を味わいます。
しばらく口の中に広がる香り(アフター・フレーバー)を確認し、一通りの流れのメモを確認します。
そして、それぞれの泡盛の特徴や長所を発表してみてください。
他の泡盛と何が違うのか、今まで思っていた印象とじっくり味わった時の味に違いがあるのかなどを考えてみると、これまでの泡盛に対するイメージが一変されるかもしれませんよ♪

 

こうして泡盛の味や香りをじっくりテイスティングしてみると、それぞれのお酒の思わぬ個性や特性を発見することが出来ると思います。
セットの泡盛を、テイスティングで飲み比べてみるのも楽しみの一つとして、ぜひ実践してみてください。

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